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【位置管理・Xeye導入ポイント】手動版と自動版のどちらが適しているか?
『物品位置管理IoTサービスXeye(クロスアイ)』(以下、『Xeye』)は、工場や倉庫等の現場で、”モノを探すムダ”をなくすためのサービスです。
『Xeye』には、サービス提供のパターンが大きく分けて2つ存在します。1つは、スマートフォンやQRコード等を利用して、手動で位置を登録する「手動版」、もう1つは、専用デバイスを利用して、自動で位置を登録できる「自動版」です。
今回は、「手動版」と「自動版」がそれぞれどのような現場に適しているか、導入を検討する際のポイントについてご紹介します。
もくじ
「手動版」での運用イメージ
- 管理したいモノにバーコード、QRコード、RFID(NFCタグ)等の個体識別情報(※1)を貼り付ける。
- 屋内でモノを管理したい場合は、柱や壁にビーコンや位置用QRコードを取り付ける。
- モノを移動させた時に、スマートフォンアプリを利用して、個体識別情報を読み取る。
- 3で読み取った情報と、スマートフォンで取得した位置情報(※2)をアプリ側で紐づけてデータをクラウドへ登録。
- 「何」が「どこ」にあるかを、WEBやアプリでマップ表示や一覧表示で可視化。
(※1)モノを一意に判別できるID。
(※2)屋外:スマートフォンで位置情報(GPS+基地局補正)を取得。 屋内:スマートフォンのBluetoothでビーコンの電波を受信、または位置用QRコードを読み取り。
「自動版」での運用イメージ
- 管理したいモノにXeye自動測位ユニット(以下、XAPU)を設置し、スマートフォンアプリを使って物品情報と紐づけて登録しておく。
- モノを移動させた時に、XAPUの加速度センサが移動を検知し、一定期間静止した時のみ、自動でGPSの位置情報を取得し、XAPUのIDと紐づけて、データをクラウドへ送信する。
- 屋内などGPSの位置情報が取得出来ない場所での位置登録は、柱や壁に取り付けた、ビーコンの電波を受信して位置を特定。
- 「何」が「どこ」にあるかを、WEBやアプリでマップ表示や一覧表示で可視化。
WEBやスマートフォンアプリでの表示イメージ
「手動版」「自動版」共に、取得したデータは下図のように可視化される。
<屋外>
<屋内>
「手動版」と「自動版」の比較ポイント
物品位置管理IoTサービスXeye | 「手動版」 | 「自動版」 |
管理対象物品数 | ◎問わない
※特にバーコードやQRコードは比較的安価に発行できるため、多量の物品を管理するのにも適している |
◎数100~1,000個程度
※個品に対して自動測位ユニットを1つずつ取り付ける必要があるため、管理対象物品数が増えると、その分ユニット購入費用がかさむ |
管理対象物品の価格帯 | ◎問わない | ◎比較的高価なもの
※自動測位ユニットの費用が1万円を超えるため、取り付ける対象物品の費用が安価だと、費用対効果が見込めない場合が多い |
導入費用 | ◎比較的安価
※バーコード、QRコード、スマートフォン等を使用する場合は、比較的安価に導入可能。ICタグを使用する場合は、取り付ける物品によって、タグの費用や、専用リーダーの費用等が必要 |
◎「手動版」に比べると初期導入費用が高価
※自動測位ユニット等のデバイス費用が必要なため |
運用業務 | ◎管理対象物を移動させた時にスマートデバイスで読み取り操作が可能な現場 | ◎管理対象物を移動させた時にスマートデバイスでの読み取りが難しい現場
└そもそも現場にスマートデバイスを持ち込めないような環境 └自社だけでなく、協力会社等、複数の人が管理対象物品を移動させる可能性があり、読み取り作業等のオペレーションを徹底させることができない現場 |
リスク | ◎読み取り忘れ等のヒューマンエラーが発生しうる | ◎スマートフォンの位置情報よりも、自動測位ユニットの方が、位置精度の誤差が大きくなる場合がある |
運用事例
「手動版」での運用事例
・有限会社エムズ様(新車・中古車買取販売)
点在する保管場所に置かれた約300台の車両位置を徹底把握!
「自動版」での運用事例
・大型バスやトラック、建設機械の製造現場での車両の位置管理に
「手動版」と「自動版」のどちらの方が適しているか分からないという場合は、両方のパターンで無料トライアルを実施頂くことも可能です。
是非お気軽にご相談下さいませ!
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