コラム
QRコードとRFIDそれぞれの特徴とは?
物品管理についてお客様からご相談を受ける中で、物品を識別するツールの候補として多く挙がるのが、QRコードとRFIDです。今回は、これら2つの特徴や違いについて確認していきます。
もくじ
読取方法
QRコード | RFID(UHF帯パッシブタグ) |
・AndroidやiPhoneなどのスマートフォンで読取可能
・基本的には1枚ずつ読取(条件によっては複数読取可の場合も) ・画像認識できるようQRコードが見えている必要がある |
・専用リーダーが必要(出力強度によっては電波申請必要)
・複数一括読取可能 ・電波の送受信で読み取るため箱の中に入った状態でも読取可能 |
読取距離
QRコード | RFID(UHF帯パッシブタグ) |
・基本的には数cm~数10cm程度の距離での読取が必要
※読取端末の性能やQRコードのサイズ・画質により数m離れても読取可能なことも |
・QRコードと比較して長距離から(~約5m)の読取が可能
※タグや読取端末の性能により更に離れて読取可能なことも |
使用環境
QRコード | RFID(UHF帯パッシブタグ) |
・暗い場所では読取性能に影響が出る(補助光で対応可能)
・汚れが多い場所などで印字が消えると読取不可に |
・金属や水が多い場所では電波の干渉で読取性能に影響が出る
・外的衝撃が大きい環境下では破損の恐れあり |
コスト
QRコード | RFID(UHF帯パッシブタグ) |
・無料のQRコード生成ツールが多数有り自作が容易
・通常プリンタで印刷可能 ・安価なスマートフォン(数万円~)で読取可能 |
・安価なタグで数10円~
・印字、エンコードは専用プリンタが必要 ・専用リーダー(10万円弱~)が必要 |
タグ性能
QRコード | RFID(UHF帯パッシブタグ) |
・データ書き換え不可
・RFIDと比較するとセキュリティ強度が低い |
・データ書き換え可
・QRコードと比較するとセキュリティ強度が高い |
以上のように、QRコードとRFIDにはそれぞれメリット・デメリットが存在します。
これらの特徴を踏まえて、使用環境や用途に合わせて最適なものを選定することが重要です。
「どちらが適しているか分からない」「どちらも試してみたい」そんな方はお気軽にご相談くださいませ!
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