コラム

ホーム > 物品管理 > スマホとQRコードで手軽にロケーション管理

スマホとQRコードで手軽にロケーション管理

QRコードロケーション管理

商品の種類や入れ替えが多く、倉庫内で在庫の置場が決められないため、空いた場所に流動的に商品を保管する…このようなフリーロケーション管理をされている現場では、倉庫の保管効率は高い一方、ピッキング時に何がどこにあるか分からず探すムダが発生することがあります。
今回はそのような現場で、スマートフォンやQRコードという身近なツールを使って手軽に始められるロケーション管理の方法をご紹介します。

フリーロケーション管理が適した現場とは?

そもそも、「どの商品をどの棚の何段目に保管する」とルール化して管理する固定ロケーションの形式を取れば、ピッキング効率は上がります。
しかし、現場によっては、何らかの理由で固定ロケーション管理ができず、フリーロケーション管理を採用されることは多くあります。

具体例を以下に記載します。

  • 商品のサイズが大きく、棚管理ができない
  • 商品のサイズや形状が多様で統一的な管理ができない
  • 商品の種類や入れ替えが多い
  • 商品の数量増減に柔軟に対応したい
  • 一時預かりの商品が多い

上記のような場面で、以下にご紹介する方法を有効にご活用頂けます。

スマホとQRコードで手軽にロケーション管理する方法

倉庫内の番地決め、ブロック分け

ロケーション番号

倉庫内をエリアやブロック(番地)に分け、アルファベットや数字でナンバリングをしたロケーションIDを発行します。そのロケーションIDをQRコード化して印刷し、倉庫内の壁やラックに貼り付けておきます。
(※ラックにも棚番号を付けると、より詳細な置場を管理することが可能です。)

固定ロケーションの場合は、この番地に対して「何を」置くかを決めますが、今回ご紹介する方法では番地だけ決めておきます。

商品に管理用QRコードを貼り付ける

物品用QRコード

他と重複しない一意のIDが振られたQRコード(一次元バーコードでも可)を、管理したい商品に貼り付けておきます。

商品IDとロケーションIDをスマホで読み取り

スマホでID読み取り

商品を倉庫内の空いている場所に置きます。その際に、置いた場所のロケーションIDのQRコードと、商品IDのQRコードを2つスマートフォンで読み取ります。

WEB管理画面やスマートフォンアプリで位置表示

画面イメージ

スマートフォンで読み取ったデータはクラウドに送信され、WEB管理画面やスマートフォンアプリで、どの商品がどこにあるか表示されます。

以上のように、スマートフォンとQRコードを活用したシステムを使えば、フリーロケーションで空いた場所にどんどん商品を置いていっても、都度QRコードの読み取りさえ行えば、ロケーション情報が可視化され、ピッキング時に探すムダがなくなります。

 


<QRコード関連記事>

>>>Xeye(クロスアイ)でQRコードを活用する方法

>>>位置管理のためのQRコード取り付け事例